【監察医 朝顔2】第3話の感想・ネタバレ/残れされた人の死への記憶、心を救う尊い仕事と感じた

ミイラ化遺体は20年前の凶悪犯!?

放送日:2020.11.16

朝顔(上野樹里)たちが暮らす万木家に、野毛山署強行犯係の係長・山倉(戸次重幸)が突然訪ねてくる。

あくる日、朝顔は、検視官の丸屋(杉本哲太)から電話で呼び出される。朝顔が向かったのは、山梨と神奈川の県境にある田園地帯だった。朝顔が、遺体が見つかったという小さな倉庫に案内されると、そこで丸屋と、神奈川県警から山梨県警に異動になった旧知の検視官・伊東(三宅弘城)がもめていた。

第一報は自分たちの方が早かったのだから山梨県警が調べる、と主張する伊東に対し、この件は神奈川県警がずっと追っていた、といって譲らない丸屋。すると、伊東とともに現場に来ていた山梨医大の法医が、解剖の予定が詰まっていると言い出したため、この件は朝顔が調べることになる。

神奈川県警の刑事によれば、遺体は農具倉庫で見つかり、第一発見者は所有者が亡くなったために調査に訪れた市の土木課職員だという。

遺体は完全にミイラ化しており、付近に身元を確認できるようなものもなかったため、年齢や死亡時期の特定は困難だった。そして、奇妙なことに遺体はタキシードを身に付け蝶ネクタイをしていた。そこで丸屋は、この遺体は重大事件の容疑者かもしれない、と朝顔に打ち明け……

番組HPより

監察医 朝顔2第3話 感想 ※ネタバレ注意

なぜ死んだのかはわからないけれど、その人の最後を想像できる。ミイラではなく、生きて物語のあった人として。

今回の朝顔は、ミイラ化した父親を受け入れられなかった娘・佳奈の様子を見て、父親の死がミイラ化した遺体として記憶されてしまうのを変えたいと思いました。それは、茶子先生の言う「ご遺体の死因を特定する」という監察医の仕事の域を越えたものだったかもしれません。

ですが、遺体のメッセージを聞き、残された人に伝えるという意味では変わらないものだったように感じます。

父が最後に好きな人とカエルの料理を食べ楽しい時間を過ごせたことを知って、佳奈は大切な父親の人生をミイラ化した遺体というみじめなものではなく、楽しい時間を過ごした明るいものとして記憶できました。

ある一人の人が死んだという事実があるときに、解剖することでその事実は変えられません。

しかし、そこに何か一つでも血の通ったあたたかさの断片を見つけられば、残された人はそのあたたかさを感じて、その死を割れたガラスのように触れただけで傷つけられるものではなく、心の中にそっと置いておけるものになるのではないでしょうか。

監察医の仕事は、ご遺体のメッセージを読み取り、残された人を時に罪悪感から救ってあげられる、時に唯一の家族であった父の思い出を楽しい明るいものに変えられるような尊い仕事だと思います。

朝顔だけでなく、茶子先生や法昆虫学で大活躍した光子先生をはじめ、法医学教室のメンバーのご遺体と向き合う真摯な姿勢が素晴らしいなと思います。

ドラマでは描かれていませんが、ご遺体を扱うというのは綺麗事だけはでない部分もあると思います。そういう部分も含めて、監察医や法医学が世に知られ、人の死と向き合うことの意味を私たちも感じられればと思います。

次回は第2シーズンから登場する新メンバーのともさかりえさん、大谷亮平さんが登場し、新たな展開がスタートするようなので楽しみです。茶子先生と大谷さんの関係が気になります!

また、大じいじが見ていた、ハンカチの中の歯は朝顔の母・里子のものなのでしょうか。多くを語らなかった大じいじの思いとは。

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