『トッケビ』を視聴した感想とレビューです。なるべくネタバレなしで書いてるので、まだ見てない人は安心してご覧くださいね。
様々なサイトで韓国ドラマ歴代No.1と評価されてるのも納得のラブストーリー。次の韓ドラ候補にぜひ。
ストーリー・演出・演技、どれも完璧。圧倒的なスケール感、極上のOSTと音楽。見終わったあとはしばらくロスで他の韓国ドラマが見れなくなってしまいました。
不朽の名作!おすすめです
実は視聴率や高評価のわりに「つまらない」って意見も多いんですが、おそらく序盤でハマれなくて脱落してしまったのかなと推測してます。
確かに私ものめり込むようにハマったのは中盤からなんですよ。
序盤はトッケビと花嫁が結ばれるまでの話が中心なんですが、「中学生かよ!」ってツッコミたくなるくらいまどろっこしい。それがアラフォーのオトナ男子と女子高生の恋愛だから余計にそう感じたのかも。

結ばれてからは切ない。とにかく切ない。しかも脇を固める死神とサニーの2人の恋愛も切ない。
1話の中に「これでもか」ってくらい喜怒哀楽がぐるぐる変わって感情が激しく揺さぶられます。
ファンタジーの中に運命、親子愛、友情、孤独、生と死、永遠の愛、様々なテーマが上手に絡み合って抜け出せなくなりました。
前世と現世のつながりやバランスが絶妙で、序盤のまどろっこしさが後半に活きてきて、よく練られた脚本だなぁと感心しきり。
視聴後はしばらくロス状態で、次の韓ドラを見始めるまで半月かかりました。
すみません、前置きが長くなりすぎました。
『トッケビ』あらすじ・キャスト
高麗時代の英雄だったキム・シン(コン・ユ)は、若き王の嫉妬から逆賊として命を落とす。
その後、神の力によって“不滅の命”を生きる“トッケビ”となってしまったシン。彼を永遠の命から解き放つことができるのは“トッケビの花嫁”と呼ばれる存在ただ一人。
そして900年以上の時を経たある日、シンは女子高生ウンタク(キム・ゴウン)と出会う。
ウンタクはシンがトッケビであることを見破り、自分こそがトッケビの花嫁だと主張するが、半信半疑のシン。
一方、シンの家臣の子孫であるユ・ドクファ(ユク・ソンジェ)が勝手にシンの家を死神(イ・ドンウク)に貸し出したせいで、シンと死神の男二人の奇妙な同居生活がスタート。そこへ親戚から厄介者扱いされていたウンタクが押しかけてきて賑やかになるシンの家。
天真爛漫なウンタクと過ごすうちに、“不滅の命”の終わりを望んでいたはずのシンの心は揺らぎ始める。
同じ頃、死神はウンタクのバイト先のチキン店の社長、サニー(ユ・インナ)と出会う。シンはウンタクに、死神はサニーに振り回されながらも、それぞれに芽生えた恋心を自覚。やがて、シン、ウンタク、死神、サニーの4人の恋と数奇な運命が動き始める。
公式サイトより引用
- キム・シン(コン・ユ)
- トッケビ(鬼)。高麗時代の武官。神からの褒美と罰でトッケビとなり不老不死となる。自分の命を終わらすことができる”トッケビの花嫁”を探して900年以上も生き続ける。
- チ・ウンタク(キム・ゴウン)
- トッケビの花嫁。トッケビが気まぐれで助けた女性の娘。生まれつき幽霊が見えて話すことができる。9歳のときに母親と死別して以降、叔母の家でいじめられながら育つ。
- 死神(イ・ドンウク)
- 過去に大罪を犯した人間が死神となり、死者を天国・地獄に送り出す。前世の記憶はない。ひょんなことからトッケビと同居するようになる。帽子を被ると死者にしか見えなくなる。
- サニー(ユ・インナ)
- ウンタクのアルバイト先の社長。死神に一目惚れするも、普通の男性と違いすぎることから深く関わるべきか不安をいだいてる。
- 【脚本】
- キム・ウンスク
- 【演出】
- イ・ウンボク
ファンタジーなのに現実の延長線上にあるかのような脚本と演技が見事
トッケビはまるで魔法使いのような特殊能力を使いまくるし、死神なんてマンガの世界。
それをドラマ、しかもラブストーリーにしようとなるとストーリーが破綻するかネタ要素に陥りがち。
ところが『トッケビ』はまるで現実の世界で本当にトッケビや死神がいるんじゃないかってくらい自然なんですよ。
キャラクターの設定・脚本・演出によるところが大きいけどそれだけじゃなくて、ウンタクを演じたキム・ゴウンちゃんの地についた演技がすごいのです!現実離れした設定を見事に現実世界に落とし込んでる。若いのに凄い女優さんだなー
最初こそヒロインがこの子でいいの?と思ってしまったけど、最終的にはトッケビの花嫁はキム・ゴウンちゃんにしかあり得ないと納得。
やっぱりコン・ユ!
トッケビという複雑なキャラクターを自然体で演じきったコン・ユに脱帽です。
コン・ユがイケメンなのは間違いないけど、韓国のイケメン枠(面長・色白・切れ長目)とは少し違う顔立ちですよね。爬虫類顔なんて言われてるみたいだし。
でもかざらない男らしさ、自然体なところ、チャーミングで可愛らしい笑顔、大人の色気が出てきていつの間にかどハマリしちゃう。
トッケビはまさにコン・ユのイメージそのものでした。

トッケビはかなりファンタジーな存在。不老不死で魔法使いのような特殊能力を持ち、人の運命や生死を変えてしまう力を持つ。
コン・ユはそんなトッケビを等身大で自然体な人間に落とし込んでいます。
素人目にもすごく難しい役だとわかるのに、トッケビが現実に存在するかのよう。改めてスゴい俳優さんだなと再確認しました。
ハイブランドの服を華麗に着こなして、所作も美しい。かと思えば少年のような無邪気さと笑顔。素敵ですね〜。
最初のイメージを一変させたヒロイン、キム・ゴウン
失礼ながら最初は「え?コン・ユの相手役がこの娘なの!?」と思ってしまいました。
韓国ドラマといえばヒロインも素敵な女性が演じることが多いじゃないですか。なのに決して美しいわけではないし、普通の若い女の子って感じで。
でも見終えたあとは「トッケビの花嫁を演じられるのは彼女しかいない」と思えるほど素晴らしい演技でした。
トッケビのファンタジーな世界観を現実に結びつけるというか、現実の延長線上にあると思わせてくれたのは間違いなく彼女のおかげ。
トッケビの花嫁とっていう特別な存在なのに、どこにでもいる普通の女の子を演じとおすって普通じゃない!それに彼女の表情の変化がとても可愛らしいし、いじらしいんですよ。
初めは彼女に興味なかったトッケビが彼女を愛するようになるのも、“処理漏れ“という落ち度から何としても彼女に死んでもらいたかった死神が彼女の味方になるのも、見ていれば納得せざるを得ない、魅力的な女の子。
死神とサニーの恋愛こそトッケビ最大のロマンス
トッケビとウンタクのラブストーリーも良かったんですが、死神とサニーとの切ない恋が最高でした。
2人はお互い不思議な魅了で引き寄せられるんですが、死神の身で人間に恋をしていいのか悩む死神。彼に惹かれるものの「なぜ惹かれるのか」がわからず不安と葛藤が常に付きまとうサニー。
2人の運命は前世が深く関わっていた悲恋でした。最後は賛否両論あるけど、これ以外に2人の未来はないんじゃないかと思える結末だと私は思ってます。
また2人のキャラクターがとてもいい味で、ドラマに花を添えてます。
死神はトッケビやウンタク相手にはベラベラ喋るのに、サニーの前になるとしどろもどろで不正解な答えしか選べなくて。
「陰キャですか?」とツッコミたくなるほど。死神といいトッケビといいアラフォーなのにどうしてこんなにピュアなのか笑笑
サニーは最初は苦手でした。掴みどころがなく、トッケビが「彼女は怖い」というのが良くわかるほど近寄り難い。
でも本当は情に熱く、純粋で、誰よりも他人を思いやる素敵な人。知れば知るほど好きになる、そんな女性です。
この2人の恋愛があったからこそ、『トッケビ』がこれほど愛される作品になったと言っても言い過ぎじゃないと思います。
トッケビとウンタク、死神とサニー、それぞれの恋の行方、ある意味衝撃のラスト、素敵な映像と魅力的なOSTの数々。ご自身の目で確かめてみてくださいね。
『トッケビ』の配信一覧
『トッケビ』を配信してる動画配信サービスをまとめました。
配信サービス | 配信状況 | 吹き替え | 無料期間 | 料金(税込) | 視聴期限 |
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U-NEXT |
○ 見放題 |
字幕のみ | 31日間 |
月額 2,189円 |
なし |
Hulu |
○ 見放題 |
字幕のみ | 2週間 |
月額 1,026円 |
|
Paravi |
○ 見放題 |
字幕のみ | 2週間 |
月額 1,017円 |
|
FOD |
○ 見放題 |
字幕のみ | 2週間 |
月額 976円 |
|
TELASA |
○ 見放題 |
字幕のみ | 30日間 |
月額 618円 |
|
dTV |
○ 見放題 |
字幕のみ | 31日間 |
月額 550円 |
|
TSUTAYA TV |
○ 見放題 |
字幕のみ | 30日間 |
月額 1,026円 |
|
NETFLIX |
○ 見放題 |
字幕のみ | なし |
月額 1,320円 |
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配信情報は 2021年1月13日時点のものです。現在の配信状況については各サービスのホームページかアプリでご確認下さい。