【イチケイのカラス】第6話の感想・ネタバレ/12年前の事件がついに動き出す

イチケイのカラス第6話 感想 ※ネタバレ注意

本当に見応えのある1時間でした。12年前の事件がついに動き出した今回。冒頭、「蝶の羽ばたきが嵐を起こすと思うか」ささやいなことが様々な要因を引き起こし、大きな出来事の引き金に繋がるというこの考え方を用いて、日高が最高裁長官になることで法曹界にどんな影響が広がっていくんだろうと入間は問いかけます。

入間は今回、会計事務所所長の志摩総一郎宅に入った泥棒事件を裁くことに。志摩は入間が弁護士として担当した最後の事件に関与が疑われる人物であり、因縁の相手とも言えます。

そして被告人は、バカリズムさん演じる岸田。岸田は泥棒はとても魅力的な仕事だと主張し、泥棒の美学を語りました。その口調はバカリズムさんのネタ中の姿を彷彿とさせるような流暢で理路整然としたもの。本当ハマり役だなという感じ◎

岸田は、お金が余っている家しか狙わない、人は絶対に傷つけない。というポリシーを話しました。犯罪を行う上でのポリシーなんて雑談でしかないと思われるこの話も、入間はしっかりと耳を傾けていて、入間らしいなと思ってしまいましたが、岸田のこの絶対的なポリシーがラストで重要な鍵となりました。

「どうして証人尋問を拒否したのか。どうして現場検証をさせてくれなかったのか。どうして仁科を救えなかったのか。」

12年の事件で真実に迫れなかったことを悔やむ入間が、志摩が絡むこの事件に熱が入らない訳がないと思いましたが、入間自身は過去の事件は関係ないと一掃し、目の前の一つの事件の真実を大切にしている様子が見れました。そんな入間のことを千鶴は気にかけており、なんだかんだ2人の信頼関係が築かれていっていて嬉しく思いました。

そんな中、国税局がからむ志摩を擁護したい次長検事から圧力をかけられる検察の城島や井出。今まで立場は違えど、イチケイメンバーといつも真実を探っていた検察チームがNGワードとも言える【不見当】を言い出し、事件は難航かと思いました。しかし、自らが語った初心を半ば強引に思い出す形となりましたね(笑)

「正しい裁判を必ず行う」入間の裁判官としての決意を話しながら、岸田の「人は絶対傷つけない」というポリシーに訴える入間。「誰も傷つけない犯罪なんてない。人は1人じゃない。1人では生きていけない。だからこそ、自身の行動が知らず知らずのうちに周りに影響を及ぼす。いいことも悪いことも。」と語る入間。こんな所にも知らず知らずのうちにバタフライ効果はあるんだろうなと感じました。

「法廷で真実を持って被告人と向き合う。」そんな入間のポリシーを青臭いと皮肉を言いながらも、入間のポリシーは岸田の心に着々と届いていましたね。岸田が入間のしつこさに観念したことと(笑)自分が犯した泥棒が発端となり傷ついている人がいることを自覚したことで、事件の真相と、国税局の肩書を使い脱税を裏で取り仕切る志摩総一郎の不正も明らかになりました。

国税局の天下りを調べる新聞記者が、真相に迫ろうとしたことで突き落とされ、命を落としてしまったことは、本当に悔やまれますが、入間が、真実にたどり着いたおかげで、遺族である妻と約束した、まだ見ぬ息子への名前を見つけてあげられたことはよかったなと感じました。

そして千鶴は、12年前、無実を訴え命を絶った仁科壮介の遺族に会い、再審請求をと話します。千鶴が慕う、社会の医者になりたいと裁判官を志した日高は真実からまだ目を背けいていますが、開かずの扉が開こうとしている今、入間はどう立ち回るのか。ますます目が離せない展開となりました。

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