【被告人(韓国ドラマ)】感想・レビュー(ネタバレあり)おもしろいけど不満爆発

SBS

『被告人』を視聴した感想とレビューです。ネタバレしてるのでまだ見てない人は注意してくださいね。

チソン主演で韓ドラファンの間でも評価の高い『被告人』ですが、私はダメでした。

主人公のパク・ジョンウというキャラクターが受け入れられなかったこと、犯人チャ・ミノの逮捕劇がお粗末だったことから、ラスト2話を残して脱落。

多くの人にとっては星4か5になるおもしろい内容だと思うんですが、あくまでも個人の感想だと思って読んでください。

しお
私の評価:

内容はおもしろい!

『被告人』の番組情報や動画配信サービスの配信状況はこちらのページで詳しく紹介してます。

いつもはネタバレなしでレビューしてるんですが、今回は評価が低い理由も書くため、ネタバレありでレビューします。

『被告人』ってどんなドラマ?

『被告人』は財閥の御曹司チャ・ミノにはめられて死刑判決を受けた検事パク・ジョンウが、刑務所を脱獄してチャ・ミノを追い詰めていくリベンジ・サスペンス。

身に覚えのない妻子殺害の罪で死刑判決を受けてしまう検事ジョンウ。その冤罪と敵を討つべく死闘を繰り広げます。

チソンの鬼気迫る演技、それ以上にチャ・ミノを演じるオム・ギジュンの怪演は必見です。

熱血検事パク・ジョンウ vs 財閥御曹司チャ・ミノ

このドラマの鍵は、第1話でさっそくわかりますが、財閥御曹司で双子の弟ミノが兄ソノを殺害して、その兄になりすましているところ。

別の事件でミノを追っていた検事パク・ジョンウは、ミノがソノになりすましていることに気づいたものの、証拠が何もない。

財閥ってここまでできるのか?というくらい証拠を隠滅してしまうんですよ。後半になるとビックリするようなこともやってのけます。

ジョンウは状況証拠だけでイケると判断し、翌日ミノの逮捕に踏み切ろうとしていたところ、目を覚ますとなぜか刑務所にいる。

前日は娘ハヨンの誕生日を祝い、愛する妻と3人で幸せに過ごしていたはず。

ところが、妻子殺害の罪で収監され、記憶を失ったまま4ヶ月も経過していました。その間に一審では死刑判決を受けてしまいます。

何としても無実を証明して妻の敵を討ちたいジョンウ、金と地位に物を言わせてあらゆる可能性を潰していくチャ・ミノ、この2人の攻防が物語の軸です。

特にチャ・ミノを演じたオム・ギジュンが素晴らしい。怖いくらいのサイコパスで非常な男。やることもぶっ飛んでます。

それなのにどこか抜けていたり、自分の妻子のために切り札を手放してしまったり、狂ってるだけじゃない人間臭さに魅力を感じました。

オム・ギジュンといえば『ドリーム・ハイ』のカン先生。あんなに優しくて素敵だったカン先生を演じた彼ですから、サイコパス役でも魅力あふれる人物になるのは当然かもしれません。

パク・ジョンウのここが嫌い

ジョンウのキャラクターが苦手なために脱落してしまったんですが、何が苦手だったのか書き連ねます。

記憶喪失中がウザい

いきなり根も葉もない感じですが、ことあるごとに「ジスヤ〜(妻)ハヨナ〜(娘)俺は殺してない!フォーーーー」ってやかましい。

記憶を失う理由は、チャ・ミノにハメられて自ら進んで殺人犯になったことが受け入れられず、事件前後とチャ・ミノの記憶を脳が封印してしまうから。

だから思い出すたびに記憶を失ってしまう。

ハメられたことを思い出せないから「オレは殺してない!うわぁーーーーー」って叫びまくってウザい。

記憶を取り戻すまでに15話くらいあるんですが、頻繁に発狂するから嫌で嫌で仕方なかった。

自分の正義のためなら他人を平気で陥れる

ジョンウは熱血検事でエリート街道まっしぐら。権力に媚びて真実を追求しない上司とか大嫌い。

なるほど、正義感あふれる素晴らしい検事です。でも実際は自分の悪を正当化してそれが正義だと思っている。ダークヒーローの設定なら全然いいんですけどね。正義ヅラしてるから嫌いです。

妻子殺害事件が起こる前、ヤクザの親分が殺害される事件があったんですが、それはチャ・ミノが別の人物を殺害した副産物でした。

単なる交通事故で処理されてしまえば追求できない。そこでジョンウはヤクザの若頭(?)が親分を殺したがってたことを利用して、無実の若頭を殺人教唆犯にでっち上げて刑務所にぶち込んでしまうんですよ。

チャ・ミノを調べるためだけに「事件性あり」として無実の人間の人生を狂わせてしまう。許されるはずがありません。

他にもありますよ。

ジョンウは自分が無罪を勝ち取るために恩人に罪をなすりつけます。

恩人は殺人犯どころかミノから娘のハヨンをずっと守ってた大恩人です。死ぬ前に「そうしてくれて構わない」と言ったものの、本当に利用するとは驚きです。

まだあります。

娘のハヨンをミノから取り戻すためミノの妻子を人質にとりました。「ハヨンを返さなければ妻子を殺す」と。

これにはサイコパスのミノもビックリ。検事ですよねぇ??それをやってしまったらミノと同罪でしょ。悪を許せない正義の人なんていう設定を付けないでほしかった。

ミノが妻子を平気で犠牲にするような本物のサイコパスなら良かったけど、妻子を何よりも大切にする人間でジョンウの脅迫に応じてしまうものだから、余計にジョンウの酷さが際立ちました。

ドラマを盛り上げたのはオム・ギジュン

『被告人』は設定が古い感じがするし、脱獄は『プリズン・ブレイク』に比べるとスケールが小さい。それでも内容は抜群におもしろいかった。その理由はオム・ギジュンの怪演にあったと思います。

ミノがサイコパスと言われる所以

気に食わない人間をいとも簡単に殺してしまったり、ジョンウを妻の殺人犯に仕立て上げたり、それだけでも十分サイコパスだと思いますが、ジョンウとの攻防をゲームのように楽しんでるからです。

ジョンウを死刑にしてしまえば自分の正体を知るものはいない。だったら記憶喪失のままのほうがありがたいじゃないですか。

それじゃおもしろくなくて、ジョンウが絶望感を味わいながら死んでいってほしいから、記憶を取り戻す手伝いをするんですよ。

次にジョンウがどんな手を打ってくるのか、それを叩き潰すことがたまらなく楽しいという感じがハッキリと見て取れます。そこがこのドラマをおもしろくしてるんですね。

ミノ自身も完璧ではない

兄を殺害してなりすます、という設定がおもしろさに拍車をかけていました。

でもミノ自身は計画性を持った完璧な人間ではなくて、結構行き当たりばったりです。

兄のソノを殺害したときも、兄の愛人に正体がバレたときも、感情のままに殺害しています。

後始末する汚れ役がいること、韓国らしく財閥に忖度する検察内部の人間がいるからこそ、意外と何とかなってます。

また、ソノの奥さんは元ミノの恋人。子供もミノの子供です。だから奥さんは協力的かと思いきや、案外そうでもない。

最後の2話を見てないからかもしれませんが、いくらソノ・ミノの父親に自分の父の会社を潰されたとはいえ、奥さんの真意がよくわからなかった。

それでもミノは妻と子供を守るために尽力したし、愛情のないソノよりも立派に父親を演じてた。(実の息子だしね)

ミノが追い詰められていく展開に不満

ジョンウの切り札だったミノの血痕が付いた妻殺害時の包丁も、DNA鑑定の結果を書き換えるという「いくら財閥でも無理でしょ」という離れ業を成し遂げたミノ。

そもそも奥さんを刺した包丁にどうしてミノの血痕が付着してるのか謎だったけど。

さすがにここまで手を回されると立件は不可能でしょ、と思い、ここからどうやって切り崩すのか楽しみにしてたのに、汚れ役の寝返りというしょうもない展開でショックでした。

ミノの汚れ役のソクが唆されて裏切ることになるんですが、チャミョングループの力ならソクが捕まっても無罪にしたり、数年で出てくることなんて十分できそう。

しかも、ソクが捕まるキッカケとなった、ソノの愛人の死体が見つかったという偽ニュース、あれくらいでソクが死体を埋めた場所に戻るとは思えないし、仮にそうだったとしても、ソクがジョンウとチョルシクの2人に負けるとは思えない。

さらに、捕まったのは自分の落ち度なのでいくら死刑になると言われてもミノを裏切るとは思えない。

あと、決定的な証拠とされた愛人殺害の凶器を捨てた場所の自白、これは裏切ったソクがミノから聞き出したんですが、汚れ役のソクが後始末をしてるのに、ミノ自身がわざわざ庭の木の下に埋めるなんてことある??

次に秘書の裏切り。いくら会長が亡くなったからといってあんなにすぐに裏切る?「チャ・ミノは必ず自分を殺すはず」ってその通りだと思うんだけど、ミノはあの秘書に何度か助けられてるからやりようはあったと思う。

チャミョングループはミノがいなくなったらどうするの?秘書だって職を失っちゃうんじゃない?

代表から会長となったミノの裏側をサポートするソク、表側をサポートする秘書、万全の体制を築けると思うんだけどな。

見てないけど、たぶん奥さんも裏切るんでしょ?

次々と裏切っていくのが拍子抜けしちゃって、こんなのでミノが終わっちゃうの?と思ったらラスト2話で脱落してしまいました。

完全無欠の極悪人が捕まるとき、小さなほころびから崩れていくっていうのは世の常だからそれはいいんだけど、そのほころびが納得いかなかったので、見るのをやめてしまいました。

私はきっとチャ・ミノの方が魅力的に見えたんですね。

最後に『被告人』の番組情報や動画配信サービスの配信状況はこちらのページにまとめました。

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脚本 チェ・スジン
チェ・チャンファン
主要人物
パク・ジョンウ チソン
チャ・ミノ/チャ・ソノ オム・ギジュン
ソ・ウネ ユリ(少女時代)
カン・ジュニョク オ・チャンソク
パク・ジョンウの周辺人物
ユン・ジス ソン・ヨウン
パク・ハヨン シン・リナ
ユン・デス カン・ソンミン
オ・ジョンヒ ソン・ビョンスク
チャ・ミノの周辺人物
ナ・ヨニ オム・ヒョンギョン
チャ・ウンス ソ・インソン
チャ・ヨンウン チャン・グァン
ミョン・グムシャ イェ・スジョン
キム・ソク オ・スンフン
ジェニファー・リー オ・ヨナ
検察
チェ・デホン パク・ホサン
コ・ドンユン イ・シンソン
ヨ・ミンギョン ハン・ジウ
チャミョングループ
キム秘書 キム・ギョンナム
刑務所
パンジャン ユン・ヨンヒョン
ミリャン ウ・ヒョン
チョン・ピルジェ オ・デファン
イ・ソンギュ キム・ミンソク
シン・チョルシク チョ・ジェユン
キム・ギュチョル ソン・グァンオプ
パク・クァンテ キム・スンフン

-★★★☆☆

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