【#家族募集します】第2話の感想・ネタバレ/子育てに対する価値観の違いはシェアできるのだろうか

#家族募集します第2話 感想 ※ネタバレ注意

俊平と息子の陽、礼と娘の雫、そして蒼介が、お好み焼き屋「にじや」で家族のような温かい絆を創り始めた前回。今回は前回のラストで登場しためいくと息子の大地を中心に物語は展開されていきました。

現れた新しい家族に何を話したらいいかわからないと落ち着かない蒼介は早速、俊平や礼を呼び寄せ食卓が囲まれました。お好み焼きにマヨネーズをかける、かけない論争は、笑っちゃいましたが、俊平や礼とめいくの考え方、子育てのあり方は違うんだろうなと印象づけるシーンでもありました。

お好み焼きにマヨネーズだけではなく、タバスコまでかけ出すめいくに対し、不信感を露わにする蒼介(笑)マイペースすぎるめいくを家族として認めるのかと俊平や礼に迫ります。

「全部俺の1人よがりか‥。家族ごっこも全部終わりだ。船長って柄じゃない」と嘆く蒼介に「そう思います」と畳みかけ、「私はあなたの先生ではありません。」と話す礼の冷静さは、蒼介と真逆でしたが、蒼介が感じるめいくへの親としての不信感のようなものはきっと視聴者も感じ取れるものだったと思います。

翌日、蒼介の心配していた事態が起きました。めいくが大地を残したまま帰ってこなかったのです。いつも何でも大きく受け止め、家族だからと話していた蒼介は、めいくが子供を捨てて出て行ったと怒りをあらわにしました。そして、「お母さんいないの慣れているのか?」と息子の大地の心配をする蒼介には、お節介とかお人好しという言葉では語れない理由が存在していました。

「俺の母ちゃんに似てる。」話し出した蒼介の言葉は想像していたよりもずっと切なく、蒼介が家族という形にこだわる理由がようやくわかったように思います。

大地が信じているのだから、私たちも信じて待とうと礼は話しますが、「人を信じるのは理想だ。みんないい人だって信じたい。そういう自分でいたいっていう理想。」と蒼介は語ります。明るくておおらかで、いつも100%で人にぶつかっているように見えた蒼介の本音の部分でした。

信じていた母親がある日突然いなくなり、だけど母は帰ってくると信じていた子供時代。父もいなかった蒼介が母を失うということは想像を絶する悲しみがあったと思います。家族をやり直すと意気込んでいた蒼介に、こんな切ない過去があったんだとわかり、蒼介が作り上げようとする「家族」が理想の形になればいいと今まで以上に願ってしまいました。

今回、礼が蒼介に語りかけるシーンもすごく印象的でした。「どこの母親も一度くらいは一瞬でいいから子育てから離れたい、逃げたいって思うことがあると思う。」蒼介の母がそうであったようにシングルマザーとして、1人の子供を育てる礼にしかわからない気持ちの部分だったと思います。

共に子育てをする父親がいたとしても、育児というのはまだまだ母にかかる負担が大きくて、誰かに助けを求めたくなるもの。それがシングルマザーで頼れる人がいないとなると尚更だと思います。ちゃんとしたママでいたいって思いに縛られていると語る礼が心のどこかで憧れると話すように、一瞬でいいから自分だけの時間を持ちたいと願うことは、決して悪ではないのだと蒼介にも響いていたように思いました。

しかし、今回のめいくの様にそんな風に思う瞬間はあっても、差し出される少しの優しさがあれば母は母であり続けられるものなのだとも感じました。もちろん頭では大地のことばかり考えていためいくでしたが、「本当は寂しがっていると思う。だから手を離さないで。」迎えに行った俊平の言葉はそれを後押しし、おかえりなさいと抱きしめる礼の温かさも、待ち続けてくれた大地の母への愛も、めいくがまた母として前に進むには十分すぎるものでした。

「昨日まで逃げなかった人が今日になって逃げるわけがないって信じたかった。」と話す礼の言葉も印象的でしたが、だけど、昨日まで逃げなかった人が逃げたくなってしまう今日があるのも事実。蒼介の母もきっと、限界まで1人抱え混み、突然緊張の糸が切れたかのように消えてしまったのかもしれません。助けてくれる存在が近くにあること、助けを求め叫べる少しの勇気があること、些細なことに見えて今の日本では難しいことが、母には必要なのだとも感じました。

「何の根拠もないのに信じられるのが家族なのかな」と蒼介が呟いたように、無条件で信じて待てる、そんな存在が心の在りどころになり、安らぎの場となり、明日への活力になるのかもしれません。

そして、ラストシーン。陽の気持ちがすごく切なくて‥。「陽のママも待ってたら帰ってくる?ママ、蒼ちゃんのおうち分かるかな?ママも迷子になってるかもよ。明日探しに行こうよ。」大地の母が帰ってきたように自分の母でって帰ってくると信じている陽に、いつか話さなくてはいけない真実があります。

俊平が先伸ばしにしたままの大きな宿題。次回はこの宿題にスポットライトが当てられるようですね。また涙なしでは見られない回になるんだろうと期待大で来週を待ちたいと思います。

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