【#家族募集します】第8話の感想・ネタバレ/奇跡の家族がバラバラになる不安と葛藤

#家族募集します 第8話

#家族募集します第8話 感想 ※ネタバレ注意

留守番中の大地と屋上でキャッチボールをする間に倒れてしまった親父さん。慌てて帰る俊平は黒崎にも連絡しようとしますが、遅いからと礼は制しました。しかし「でも家族だから。」と連絡を入れた俊平。確かに、家族ならこうあるはず。遅いからと遠慮することも考えられたこの状況で、俊平にとって黒崎も含めすでにしっかりとした家族が出来上がっているんだなと改めて思いました。

そして、親父さんのことを聞き、すぐに戻ろうとする黒崎たちもまた、家族の絆を感じてくれているんだと思い嬉しかったです。誰かがピンチの時は駆けつける、トリプルファイブのように、家族のピンチに駆けつけるにじやのみんな。血の繋がりなんて、本当に関係ないものなんだなと感じずにはいられませんでした。

心筋梗塞で倒れた親父さんを心配しながらも、もしもの時のために親父さんの家族に連絡をと言う黒崎に、「俺にとってやっと出来た家族なんだ、誰かがいなくなるなんて考えられない。」と蒼介が話すシーンも印象的で、蒼介がこの家族を誰よりも愛していることを感じるシーンでした。そんな大切な家族の行方が今回揺らいでしまうことになるなんて思いもしませんでした。

その翌日、みんなで親父さんのお見舞いに。病室に1人で向かおうとする蒼介の後ろにピッタリと引っ付き、付き添おうとする大地の様子を見ただけでなんだか泣けてしまいました。「僕のせいじゃない?キャッチボールしたからじゃない?」と心配する大地に「命の恩人だ。」と返し、大地の頬に手を当てる親父さん。責任を感じている大地をヒーローのように話す親父さんの優しさも、涙を誘います‥。病室で話す陽たちの姿も本当の孫のようでしたし、お見舞いのたびに増えていったであろう病室に飾られた折り紙や似顔絵が家族ってこういうものなんだと改めて感じさせました。

ところ変わって、親父さんが入院中のにじやにはランチに訪れるお客さんたちが殺到します。「こんな時に限ってSNSの効果がー!」と嘆く蒼介には笑ってしまいましたが、みんなでにじやを盛り立てる様子は微笑ましかったですね。手伝いに入る黒崎に「お父さん、怖い顔しちゃダメだからね!いらっしゃいませ!ってやってみて!」と言ういつきは可愛いの一言。

そんな中、やってきた同僚に見つかった礼が、「私たちつくづく他人に一から説明すると長くなることやってるよね」というセリフも印象的で、確かにこの関係を説明するには家族の一言では片付かない‥。「こっちはもう何も説明がいらない家族だっつーのに!」という蒼介の気持ちをそのままに伝えられたらどんなに楽だろうかと思ってしまいました。他人から見れば、以前の黒崎のように学生ノリのように思われるかも知れませんし、なかなか理解されない現実かもしれないですけど、家族とは決して血の繋がりだけではないことをにじやを通して教わったように思います。

今回初めて、蒼介と親父さんの出会いについても触れられていましたね。にじやに雑誌の取材で初めて来た蒼介が、「俺が撮りたかった幸せはこれだ!」と思うほど、かつてのにじやには親父さんの本当の家族の温かさがあったことを語ります。蒼介が写真を辞めた理由についてはずっとよほど深刻な事情があるのではと心配していましたが、蒼介の気持ちがそれほどマイナスなものではないと分かって安心しましたし、「今の俺には親父さんとこの店がある。この店にあの頃の活気を取り戻したい。」と写真以上にやりたいことが今の蒼介にあることにも安心しました。

家族に連絡することを頑なに拒否する親父さんに対して、ハッシュタグで拡散し家族を探そうとするみんな。現れた親父さんの家族から、絶縁状態になった理由を蒼介は1人聞いてしまいます。息子の将来を縛りつけたくなかった親父さんの気持ちも分かりますが、その優しさが家族を分裂させてしまったのは悲しいですよね。蒼介の撮ったあの写真を見ながら、またこんな風に暮らせたらと希望を話す家族に対し、俺が家族と2階に住んでいると返した蒼介の言葉には迷いが見られたように感じました。

だからこその、最後の蒼介の涙。蒼介の気持ちを思うと切なさが込み上げます。連絡が来ていないと嘘をつき、「俺たち奇跡の家族だな」と話した蒼介。この奇跡は蒼介がずっと求めていた幸せであり、そんな奇跡で集まれた家族がもしかするとバラバラになるかもしれないという不安が蒼介に押し寄せていたんだと考えると本当に辛いです。

自分の描いた理想の家族が目の前にあり、それを守りたいと思う反面、親父さんの本物の家族の絆を壊したいわけではない。あれほどまでに家族に拘っていた蒼介の葛藤は痛いほどに伝わりました。蒼介はこの後、どんな決断をするのでしょうか‥。

また、いつきのもとに届いた母からの連絡には、黒崎との別れがすぐそこまで来ていると知らせていました。やっと親子として距離を縮めた2人にも別れの時が近づいています。夏の終わりと共に、にじやのみんなの家族の終わりが近づいているようで不安と寂しさが募ります。

次回は最終話。にじやの家族の結末はどうなってしまうのでしょうか。見守りたいと思います。

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