【ナイト・ドクター】11話(最終回)の感想とネタバレ/同じ未来を描く5人ならきっとどこでも輝ける

ナイト・ドクター 第11話

ナイト・ドクター第11話 感想 ※ネタバレ注意

「その夜はまるで、これからの私たちの行く末を暗示するかのように長くて孤独な暗闇に包まれていた。」前回ラストで突然ナイトドクターの解散が告げられた美月たち。これから5人のナイトドクターはどんな道を歩んでいくのか注目の最終話となりました。

ナイトドクターの解散を心から喜んでいると話した本郷。本郷の意図が一瞬飲み込めませんでしたが、後に語られた事実は美月たちの功績であり、未来への希望にも見えました。

前回の様子からも、救命だけで見れば赤字な現状を受け、ナイトドクター制度は単なる廃止が待ち受けていると思っていました。しかし入院患者が増え、オペも増えたことで病院全体の利益は上昇。そのことを受けグループ内の主要病院でナイトドクターの施行が決まったというのです。美月たちの頑張りが報われ、ナイトドクター制度が認められたことは素直に嬉しいと思いましたが、この制度を定着させるため5人バラバラになる道には寂しさを感じます。

その日、心の整理がつかないままに、それぞれ現場に向かう美月、深澤、幸保の3人。さらに本郷は成瀬に指揮を任せると話しました。3人が向かった現場は、ゴミ処理場に車両基地、そしてオフィスビル。そこで夜に働く人たちの存在が美月たちに夜に働くことの意味を改めて教えてくれたような気がします。

全話を通して、1番の成長を見せたのは間違いなく深澤ではないでしょうか。内科医だった深澤がナイトドクターになった時、夜に働くことに嫌悪感しか抱いていなかったはずなのに、少しずつその意識が変わり、チキンも卒業。本当に一人前のナイトドクターになってしまいましたよね。

今回、深澤が要請された現場では足を切断しなくては助けられない命がありました。「死にたくない、まだやりたいことがある」と言う声を思い出し、切断に踏み切る深澤に「こいつの体をなんだと思ってるんだよ!物じゃねんだよ!」とヤジを飛ばず現場の人間たち。昔の深澤ならここで躊躇いを見せたと思います。しかし、「生きたくても生きられなかった人たちをたくさん見てきた。今なら助けられます。彼に生きて欲しいと思うなら黙っていて下さい。」その言葉には深澤の必ず救うという思いが溢れており、胸が熱くなりました。

また、桜庭も自らの手で患者に処置を。桜庭にできるのかと看護師には心配されていましたが、的確な処置はもう一人前のナイトドクター。最後には会長である母から現場に出るお許しも得て、ますます飛躍した桜庭が見れそうな予感です。難しい処置も果敢に挑み、さらりとこなす幸保もさすがでしたし、指揮を任された成瀬も深澤や桜庭をフォローしながら完璧でしたね。

そして、線路を跨ぎ、行ったり来たりを繰り返しながら「絶対に助けますからね!頑張りましょう。」と声をかけ、確実に処置をしていく美月。搬送中に患者の手を握り返す美月は初回からずっと変わらず、助けることにまっすぐな美月でした。絶対に助けると言う美月の声に間違いなく患者さんも励まされただろうなと思います。

やっと落ち着き、屋上での5人のシーン。

ナイトドクターをやる自分たちだけがどこか特別なような気がしていたと語る美月ですが、今回の現場で自分たち以外にも夜に働く人たちがいることを改めて感じたと話しました。そして、夜に安心して働けるようにナイトドクターがいろんな場所に必要だと続けます。この時、深澤が言う「でも今は、俺がやりたくてこの仕事を続けてる。」の言葉が印象的で、それは5人共通の思いだとも思いました。

夜が明け、朝が来る。朝日が5人を迎え、美月たちナイトドクターに救われた患者にもその朝日が届く。「朝をさぁ見せてあげたいんだよね」そんな風に語っていた美月の言葉は、理想でなく着実に現実のものになっていました。5人バラバラになってはしまいますが、同じ未来を描く5人ならどこの場所でも輝けるように思います。

1ヶ月後、それぞれ新たな病院で働く美月たち。幸保の病院へミキのお二人も異動しちゃってましたね(笑)本郷は医者が治療だけに専念できるように夜間専門のソーシャルワーカーの導入や、くだり搬送の取り入れを掲げ、さらなる成ナイトドクターの成功を目指します。あの星崎が院内救命士として起用されたのには驚きましたが、まさにな人選◎彼の院内救命士とにての活躍ももう少し見てみたかったですね。また、深澤が残留し、みんなに揶揄われるシーンはクスッとさせられましたが、きっと心美の側にいるための配慮のようにも思いました。

ドラマ内では働き方改革が成功を見せ、残業がなく土日も休みだということで子育て世代の女性たちも昼間の現場で躊躇なく活躍することが出来ていました。本当にこのシステムが現実の世界でもうまく実用できるなら、逼迫する医療現場の未来を変えることができるのかも知れません。そのためにはきっと、美月たちのようなどんな患者でも受け入れるという信念を持ち、必ず助けるという熱い想いや、その環境を理解しようとする周りの意識変化も必要になってくると思います。まだまだ課題は多いですが、このドラマのようにナイトドクターが当たり前になるそんな未来を待ち望んでしまいます。

「夜空に月が登る。それは私たちにとって戦いの合図だった。でも、今はどんな夜空つながっていることを伝えてくれる。同じ時代の、同じ夜空の下。明けない夜はないと胸を張って言えるその日まで。」まだまだ美月たちナイトドクター5人の戦いは続くのでしょう。成長した5人の様子も見守りたいですし、深澤の恋や、桜庭のドナーの件など、ぜひ続編を!という素晴らしい作品でした。

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