【ナイト・ドクター】3話の感想とネタバレ/桜庭の小さな勇気と成長が運命を変えていく

ナイト・ドクター第3話 感想 ※ネタバレ注意

桜庭にスポットライトが当てられた今回。本郷との関係も明らかになり、桜庭の小さな勇気と成長が生まれ持っていた運命すらも変えようとしていることに心が温まる回となりました。

前回衝撃のラストシーン、患者に襲われた美月に駆け寄り、命を挺して助けたのは桜庭でした。このシーン、恋愛感情がありそうな素振りも確かにしていましたが、後に明らかになる桜庭のドナーが美月の母だったということもあり、桜庭がその娘である美月を守りたかったんじゃないかという目線で見てしまいました。

桜庭が怪我をしてしまったと聞き、柏桜会会長である桜庭の母親はイギリスに留学するように言い渡しました。しかし、桜庭は救急医になりたいんだと訴えます。そんな桜庭の人を救いたいという気持ちを、「誰でも持てるものじゃない、努力して持てるものでもない」と美月は話し印象的でした。

確かに人を救いたいと思う気持ちは素晴らしいものではありますが、みんながみんな待っているものでも、無理やり持つものでもなく、その気持ちを持てた者だけが目指せる救命救急という道なのかもしれません。

桜庭が生まれつき心臓が悪いことを知った美月は成瀬に「努力でカバーできない場合はどうしたらいいのか、このまま辞めたら後悔する」と相談します。このシーン、美月の部屋着をひどい格好だと言ったり、女子って‥と苦笑いしたりと、2人の関係性が見えてクスッとさせられました。

桜庭の主治医は、「君の身体は君だけのものじゃない。闘病中に支えてくれたお母さんや、君を生かしてくれたドナーのことを忘れてはだめだよ。自分の体をちゃんと大事にしないと」と諭します。心臓移植をしたことで、体力面ももちろん、感染症へかかってしまった時の免疫の無さなど心配は尽きない桜庭は、誰よりも清く正しく、自分の命を大切に生きなくてはならないと頭では理解しています。だけど、自分の夢だって簡単に諦められず、折り合いがつけられません。

なぜ桜庭がここまで救急医になりたがっていたのか。桜庭から語られた本郷との話は、憧れの気持ちはもちろん、幼いながらに人を救うことで得た感動とやりがいのようなものが忘れられなかったのだと感じました。「目の前で苦しんでいる人を救えることってすごいことだ、その人の未来を一瞬で変えられちゃうんだから」桜庭のこの言葉は、その場にいた美月たち仲間の心にも響くものがあったように見えました。

また、今回のもう一つのテーマといえる「無保険患者」。お金がなく保険が払えないことで、病院にかかると診察料は高額になる。そんな高額な費用も払えるはずがなく、治療すらを諦めてしまう。医療だけでは救えない命があると本郷も話しましたが、こんな現実が今の日本には少なくないことが今話では如実に感じることができました。

運び込まれた無保険の男性。命が危険な状況にも関わらず、手術をしないでくれと話し、亡くなった母との思い出の家を手放したくなくて生活保護も選択できないと息子は話しました。どうしようもないことがあると諦めて、自分の中でどうにか折り合いをつけようとしている息子に、本郷は「一つだけ言えるのは誰も君の人生の責任まではとってくれない。それがどんな優秀で素晴らしい親であろうが。君がどうしたいかは君自身で決めろ。」と語りました。この言葉は息子だけでなく、初めからスタートラインが違うのにみんなと同じようになんかできるわけがない、どうせ叶わないなら諦める方が楽だと夢を諦めようとしていた桜庭にも確実に響いていましたね。

そんな時、容態が悪化した患者が。そこには、桜庭と深澤しかおらず、手を震わせながらも桜庭が処置にあたりました。初めて、人の命を救った桜庭に美月は「確かに、生まれた時点である程度、運命って決まっているのかもしれない。どんなに頑張ってもどうしようもないことあるのかも知らない。でも、昨日の桜庭と今日の桜庭は絶対に違うよ!‥だってほら、1人の人の未来、ちゃんと変えたでしょ?」と話すのでした。

昨日と今日のたった1日。だけど、そんな僅かな間でも、確かに桜庭は大きな成長を遂げました。それはきっと、憧れの本郷の言葉や、桜庭の未来を信じている美月たち、そして諦めきれずに持ち続けた桜庭の夢への努力があったから。そして、幼い時、本郷に憧れ救命医を目指した桜庭に、あの時と同じような「よくやった」の一言は、桜庭に大きな自信を確実に与えました。

「僕の心臓が飛び跳ねた。この時感じた喜びも、誰かを救ったこの手も誰のものでもない、僕のものだ。」その後、母親にナイトドクターを続けたいと訴える中で、「自分の命を大事にしろと言われる、それもわかる、だけど自分の気持ちを大事にしたい」と語り、桜庭が自分自身で未来を切り拓こうと前を向きました。こうなった桜庭からは、もう成長する道しか見えず、今後が楽しみになりました。

ラストは女性が救命へと運び込まれ、付き添ってやってきた恋人は、幸保の恋人であるはずの青山。「誰かの秘密を知った時、一歩一歩積み上げて来た関係なんて簡単に壊れてしまう。」そんな風に幸保は語っていましたが、幸保と青山の関係はどうなってしまうのか。また、桜庭のドナーが美月の母であることに、ふと見てしまったお礼の手紙の文字から成瀬が勘づき、成瀬も秘密を抱えることになりました。次回は幸保にスポットライトが当たりそうですね。楽しみです。

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