【大豆田とわ子と三人の元夫】第7話の感想・ネタバレ/素敵な4人目の夫候補かと思いきや... サイコパスかよ

大豆田とわ子と三人の元夫第7話 感想 ※ネタバレ注意

かごめの死の影がとわ子の生活を薄い膜になって覆っている、そんな第2章の始まりでした。色々な場面で、かごめがいてくれたらと思わせます。

仕事でうまくいかず、誰かと話したいなと思いながらも、オペレッタの前を通りすぎて、かごめのトロフィを見ながら一人でソファで眠るとわ子がいました。

向かいから女友達同士という二人組が、喧嘩をしながら歩いてきます。もう、かごめとは喧嘩もできない。

かごめが好きだったコロッケを歩きながら食べるとわ子。前から歩いてきた人たちに変な顔をされても、これが一番美味しいんだから!、知らなくて残念ですね、と心の中で言っているような気がしました。

かごめの喪失を、悲しい、寂しいと言葉で言うのではなく、とわ子の生活の風景のなかに描いている脚本が凄いなと感動します。

謎の男Xに、好きなものは何かと訊かれ、「かごめ」と即答したとわ子。かごめが亡くなった時のことを、幼稚園で見たマジックショーに例えました。

「ハンカチが消えて驚くより、あのハンカチはどこにいっちゃんたんだろう。あのハンカチは今頃一人で寂しくないのかな、そう思ったら涙止まらなくて。同じなんです。あいつどこなんだろう、どこに行っちゃったんだろう。その時何を思ってたのかな、気づいてたのかな。

電話がかかってきてたんです、別の人と一緒にいたから出なかったんです、出たくなかったんです。

なのに、一年たって忘れちゃってることがあります。へらへら笑ってて、あ、今あいつのこと忘れちゃってる。また一人にさせちゃったって思います。誰にも話せないし、凄く孤独です。こんなんだったら、そっちに行ってあげたいよって思います」

そう話したとわ子に、謎の男はこう答えます。

「人間にはやり残したことなんてないと思います。人間は現在だけを生きているんじゃない、その時を懸命に生きていて、それは過ぎ去ってしまったものではない。あなたが笑っている彼女を見たことがあるなら、彼女は今も笑っている。5歳のあなたと5歳の彼女は今も手を繋いでいて、今からだっていつからだって気持ちを伝えることができる。あるのはその人がどういう人だったかということだけです。

人生には2つルールがある。亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さなければならない。人は時々寂しくはなるけど、人生を楽しめる、楽しんでいいに決まっている。」

とわ子は、唄が出て行ってから、一人で暮らしていました。

一人で、かごめの残したトロフィを見ながら、かごめのことを思いながら、ソファで眠っていました。一人になってソファで眠ることで、自分だけはかごめを思っている、忘れていないことを表しているようでした。

かごめの電話に出てあげられなかった、一人で死なせてしまった。そのことに心を痛めていた。だから、かごめのことを忘れていた自分に気づくと自分を責めていました。消えてなくなったハンカチのように、かごめのことを忘れてはいけない、一人にさせてはいけないと。

謎の男との会話から、とわ子の孤独や苦しみが浮き彫りにされ、そして彼の言葉で救われていくのがわかりました。

5歳のとわ子とかごめは今も手をつないで、一緒に横断歩道を渡っている姿が目に浮かんで、涙がでてきました。

そんな風に、救いの言葉をくれた謎の男Xは、なんとシロクマハウジングを乗っ取ろうとしている会社の法務部部長でした。4人目の夫候補が宿敵という、またもや驚きの展開です。

とわ子と小鳥遊の関係はどうなるのか。会社での最悪の再会から、彼は4人目の夫になるのか。まだまだ先が読めないストーリー展開に片時も目が離せません。

前半の慎森も良かったです。とわ子への思いやりが見え、「自分らしくて好きって言えないなら、自分らしくなくても好きな人に好きって言いたい。そうやって続けていけば、それも僕らしくなっていくと思うし」という告白も、良かったですね。

あれから一年が経って、慎森は確実に成長していっている、と思わせてくれるシーンでした。

かごめを失った、髪がボサボサの八作のことも気になりますし、鹿太郎と肩ロースの下りもクスッと笑えて、坂元マジックの勢いは止まりません。第二章のこれからが楽しみです。

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