【ラジエーションハウス】第10話の感想・ネタバレ/ついに鏑木をも動かした熱意

ラジエーションハウス第10話 感想 ※ネタバレ注意

築27年の甘春総合病院。守りたいという思いは杏だけで無く、院長も、ラジエーションハウスのメンバーも、あの鏑木も同じ気持ちなのかもしれません。

今話、杏の父で元院長の正一が久しぶりに訪ねてきた病院内で倒れてしまいます。唯織は念のため検査をと持ちかけますが、半年前の検査では病変が見つからなかったと杏は返しました。力になりたいという唯織の気持ちが嬉しいと感じながらも、すぐにどうこうできる病気ではないと力なく答えるしかない現状‥。

杏の作られた笑顔には虚しさも感じ、心の病気は写しようがないと小野寺が語るように、目に見えないからこそ治療法も見つからず、打つ手がない状態にもどかしさが募ります。

一方、ラジエーションハウスでは1歳8ヵ月の男の子・光くんのレントゲン検査を受けました。オーダーを受けた広瀬は赤ちゃんの検査に怖気付いたため、前回も担当したたまきが挑むのですが、結局たまきも泣かしてしまい「分かるんだよ、赤ちゃんには綺麗な心の持ち主が」なんて言われていました(笑)

他のシーンでも「いつの時代ですか?」と言われ「縄文だよ」と返したり、たまきとラジエーションハウスのみんなの何気ないやりとりが毎回クスッとさせてくれます。

検査で鎖骨を骨折していることがわかった光くん。カルテを見た唯織は、卵アレルギーであることやO脚気味なこと、日焼け対策をばっちりしていることなどから、クルー病だと気がつきました。この時、辻村も唯織に意見を求めに来ており、当初には全く感じられなかった医師と技師のチームワークを感じました。広瀬の「治療法があるなら安心ですね」その言葉を受けて、杏は治療法も無く苦しむ父のことを思い返しているように見えました。

病名も分かり、解決の糸口が見つかったのかと思った矢先、光くんが意識を失い緊急搬送されます。小児専門病院へ搬送しようという流れを神経芽腫を発症しているかもしれないと指摘し、すぐに検査をして腫瘍の場所を突き止めるべきだと主張する唯織。しかし鏑木は、乳児は検査や治療の難易度も格段に上がることを理由に反対しました。

正確な胸腹部CT画像があればこの病院でも治療に臨めるはずだという唯織に、杏や辻村も賛同し、検査をすることになります。その頃ラジエーションハウスでは、すでに検査の準備が行われており、唯織が言い出しそうなことは分かっていたと仲間たちは話しました。唯織のことをよく分かっており、患者を救いたいという同じ気持ちを持つ仲間たち。本当にいいチームだと感じるシーンでした。

唯織は、光くんの呼吸に目を凝らし、正確な判断で撮影を行いました。このシーン、唯織の技術の高さを物語っていましたよね。そして、唯織が撮影した画像から、脊髄に進展している可能性がある腫瘍を発見。手術が難しいとわかった状況に一同言葉が出ませんが、救世主のように鏑木が現れました。

唯織の撮った写真を完璧だと認めた上で、MPRを作って多段面で観察すれば脊髄に達してないことがわかる、手術可能だと話す鏑木に、すごくホッとされられました。1日に100件近く読影し、それを30年以上続けている鏑木の右に出る者はいないと小野寺も話したように、鏑木って放射線科医としてプロなんですよね。普段の様子からすっかり忘れちゃっていましたが‥(笑)

「私は私の仕事をしただけ。君たち技師が責任を持って撮影した正確な写真を、我々、放射線科医が責任を持って診断し、治療方針を導く。それが我々ラジエーションハウスの仕事です。」

技師の仕事を馬鹿にしているようにしか思えなかった鏑木のこの言葉が印象的で、鏑木自身もこの言葉を改めて口にすることで自身の退職を思いとどまったのかもしれません。唯織の正確な写真、技師たちの熱意、技師を信じる杏や辻村の姿、いろんなものが鏑木を動かしたのではないでしょうか。そして、「息子をこの病院に連れてきてよかった。」という母の言葉は、この病院に携るいろんな人に聞かせてあげたいと思えるほど、嬉しい言葉でした。

正一の検査を改めて行った唯織は、鬱ではなく別の病気が隠れているかもしれないと話し、最終話に向けて緊迫した雰囲気になってきました。唯織と杏にどんな結末が用意されているのか、気になる展開となりました。

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