【ラジエーションハウス】第4話の感想・ネタバレ/栄光を掴み損ねた敗者だからこそ手に入れた力

ラジエーションハウス第4話 感想 ※ネタバレ注意

何と言っても広瀬回でしたね。

高校時代の部活で苦い思い出がある広瀬。自分の力不足で、仲間の推薦による大学進学もダメにしてしまったと悔やんだ過去を持ち、今では同じ新入りなのに、唯織との力の差をひしひしと感じ、仕事も段取り悪く手こずる毎日。元気が取り柄そうなのに、その元気も少しずつなくなり‥人を頼ったり、お願いしたりできない広瀬はまさにどん底に。

過去に栄光を掴み損ねた広瀬の手に残ったものとは何なのでしょうか‥。

そんな中やってきた肩の痛みを訴える美月。夢を追いかける中、自分の痛みのせいで仲間に迷惑をかけたくないと話す美月の存在が、同じ境遇を経験した広瀬にとって仲間との在り方を気付かせてくれたように思います。

また一方で、股関節痛を訴える男性の画像所見と血液検査の結果が合わないと気にする杏。唯織はただ杏の疑問を解決してあげたくて暴走する形になってしまいました‥(笑)

勝手に検査を進める唯織に、みんなに迷惑をかけて何とも思わないのかと広瀬は珍しく怒りをぶつけました。周りに迷惑をかけたくなくて一人で抱え込む広瀬と、周りはお構いなしで信念のままに突き進む唯織。広瀬からすれば唯織って真反対の人間かも知らないですね。

放射線科の技師がルールを破って不必要な検査を勝手にしていること、見過ごすわけにはいかないと怒り、さらには異常すら見つけられないなんて、残念だと言う鏑木。そんな鏑木に喜ぶところではないのか?と唯織は真っ直ぐにぶつけます。異常がないことを確かめたことのどこか無駄なのかと。このシーンはすごく印象的で唯織に拍手すら送りたくなるほどでした。

広瀬のことを気にかける小野寺は「1人では無理でも、誰かの助けがあればどうにかできることがある」「いくら迷惑をかけてもいい、チームなんだから、遠慮するな。」と声をかけました。その言葉が広瀬の心を動かし、もやもやしていた美月の検査をもう一度やりたいと打ち明けることができ、広瀬が仲間をついに頼った瞬間でした。

美月の再検査画像からやはり異常が見つからないと話す中、杏は一応、唯織の意見を聞いてみたいと話します。杏も唯織の実力を認めているんだとわかりなんだか嬉しく思えてしまいました。走って駆けつけ、息を切らせながら話す唯織の嬉しそうな表情も見逃せません(笑)

そして、さすが唯織。原因を突き止めることに成功したのです。背中にも痛みがあることに気がつけたのは、患者に入れ込む広瀬だからこそ気づけたのかも知れません。広範囲にわたり取られた画像をトリミングした先輩軒下の優しさは残念ながら今回は不発に終わってしまったけれど、少しずつ広瀬もチームのメンバーとして助けたり助けられたり、いい関係を築けているように感じました。

「案外いいチームでしょ?」と小野寺が杏に話したように、当初みんな自分の仕事をこなすだけに見えていたラジエーションハウスのみんなが少しずつチームとしてまとまっているように見え始めました。

検査前に、美月に話しかけられた「メンバーに迷惑をかけたとしても逃げる必要はない。どんな結果になろうともその時助け合えるのが本当の仲間だと思う」という言葉は、きっと広瀬があの時の自分にかけてやりたかった言葉なのかもしれません。高校時代の友人に久しぶりに会い、あの時の思い出の曲を一緒に歌い、絆を取り戻せたこと良かったなと思います。

また、唯織を待ち伏せる杏は言い忘れていたとお礼を伝え、2人の距離が少し縮んだように思います。唯織の嬉しそうな顔と言ったら‥(笑)冒頭、友人とあいつは天敵だと話していた杏ですが、唯織を見つめる姿があったりと天敵から一歩、前進したのではないでしょうか?

栄光を掴み損ねた敗者。広瀬は敗者だからこそ手に入れられる、再び飛び上がる力を手に入れたのかもしれません。

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