【ラジエーションハウス 特別編〜旅立ち〜】感想・ネタバレ/期待した内容ではなく少しガッカリ

ラジエーションハウス 特別編〜旅立ち〜 感想 ※ネタバレ注意

特別編では杏と唯織の関係に進展が見られるのだろうかと期待していましたが、今回は最終話ラストシーンの唯織が旅立った後、八嶋智人さん演じるフレッシュ新人・田中福男がやってくるまでの期間を描いたものであり、期待値よりも少し低いストーリー展開でした。

さらに、これまでの本編の回想シーンが半分近くを占めていて、ピレスの下で働く唯織を見てみたかったなとちょっとだけ残念に思えてしまいました。だけど、よく言えばこれだけ今までの出来事を絡めて特別編に出来るのも脚本の力と言えるのかも知れません。1人の野球少年を通し、本編のいいところ総取りで、初めての方でも割とすんなり見れるお話だったと思います。

唯織が旅立った後のラジエーションハウス。たまきはみんな蝉の抜け殻みたいだとこぼします。杏も唯織の旅立つ姿を写した写真を見つめ感傷に浸っており、口にはしないものの唯織に惹かれているんだろうなと感じさせるシーンでした。そんな中、次回月9ドラマ『監察医 朝顔』から中尾明慶さん演じる高橋が現れ、次ドラマへのバトンが渡されるような感覚も味わえました◎

今回の特別編の新たなストーリーとして、ラジエーションハウスに検査にやってきた野球少年の良平。この良平、まえだまえだの前田旺志郎くんが演じていること気が付かなかったです。大きくなった姿に驚きでした。

右肘の痛みを訴えて来た良平でしたが、痛みはさほどなく練習を休めると思ったんだと話しました。折れている風な写真が撮れないかと聞く良平に、「おじさんにできるのは正確な写真を撮るだけだ。世の中には自分の病気と向き合って真剣に検査を受ける人が沢山いる、それだけはわかってな。」と優しく諌める小野寺の言葉が印象的でした。

ラジエーションハウスでは、良平の身体の異変を気にしていました。「こんな時、五十嵐ならどうするでしょうね。」と話す威能の言葉で広瀬が走り出し、そこまでするのは技師の仕事じゃないと言いながらも、仲間たちは嬉しそうでしたよね。技師としてと言うよりは、患者に寄り添いたいと思う1人の人間として動ける広瀬たちに、唯織の面影を感じた瞬間でもありました。

最終話で、広瀬は今度会う時までに唯織との距離を縮めておきたいと言っていましたが、まさにその通りの行動で、唯織がいない甘春総合病院も心配ないなと感じさせてくれました。

また、広瀬をおばさんと呼ぶ良平には笑ってしまいましたが、広瀬はさすがにまだおばさんじゃないですよね‥?あの歳の子からすると広瀬でもおばさんになっちゃうんだとしたら恐ろしいです(笑)

一方、唯織が乗った飛行機には本編の1話で登場したカメラマン菊島も偶然同乗してます。2人が話す姿は初回を思い出させるような懐かしさがありました。体調不良な乗客が‥と言う展開はありがちではありますが、その後の機長が倒れてしまうのはさすが特別編!というハラハラ感がありました。

機内には黒川という医師も同乗し、2人で機長の体調不良に対応します。唯織を技師だと知った黒川は、技師を見下した発言が随所にありました。やはり、医療現場において医師か、そうじゃないかということは大きな壁があるんだろうと感じましたが、唯織はいつも変わらず患者を助けることにだけを考えた行動で絶対に救ってくれるだろうと安心して見ることが出来ました。

その一方で、軒下も杏に良平の件を働きかけようとしました。良平の様子を伝えようと思いつく限りのことを挙げる軒下の「イケメン!」の発言に「呼びましたか?」と現れた辻村にクスッとさせられました(笑)辻村も技師との距離が縮まったことで、すごく柔らかい雰囲気になりましたよね。

検査の結果、聴神経腫瘍だとわかった良平。腫瘍をとれば野球が再び出来るようになるけれど、手術をすれば最後の夏に間に合わない。野球少年からすれば、大事な大事な夏のはずです。どうせもう諦めていたと話し、その場を去ろうとする良平に、広瀬は良平の気持ちが分かると語り出しました。「未来はこれからもずっと続いていく。新しい夢、出会いもたくさん待っている。」夢破れたことがある広瀬だからこそ、良平に語られた言葉は心にすっと寄り添えるものだったように思います。今回のお話は、唯織の才能だけでなく、広瀬の成長物語でもあるように感じました。

また、競馬好きの小野寺に、にんじんジュースを差し出す院長は相変わらずでしたね(笑)院長はお茶だけじゃなく、ジュースにまで手を出し始めたのでしょうか(笑)あいつ含めてのラジエーションハウスだと語った小野寺もそうですし、大切な仲間の席だと語った広瀬やたまきたちからは唯織との絆を確実に感じ、なんだか嬉しく思いました。

そして、それは唯織も同じでした。機内で落としてしまった写真を探す唯織の必死さから、落としてしまったのはずっと大切に持っていた幼い頃の杏の写真だと思い込んでいましたが、唯織が大切に持っていたのはラジエーションハウスのメンバーと(もちろん杏も写っています!笑)と撮った写真でした。唯織自身も、みんなとの絆を大切にしたいんだろうなと感じ、心が温まるラストシーンでした。続編では、ぜひ杏との恋模様も描いて欲しいですね。

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