【ラジエーションハウスII】第2話の感想・ネタバレ/人と人との間に流れる目には見えない川

ラジエーションハウスII ~放射線科の診断レポート~ 第2話

ラジエーションハウスII ~放射線科の診断レポート~第2話 感想 ※ネタバレ注意

人と人との間に流れる目には見えない川。それは男女の恋愛だけでなく、親子の関係もそうなのかもしれません。両者を隔てていた川を繋ぐ大きな橋、両者が作り出す大きな橋の大切さを今回は教わったように思います。

冒頭、マッチングアプリで出会った20歳の女の子とデートして振られたと話す軒下。軒下が報われるかどうかも少し気になるところではありますが(笑)同僚として好きなのと、男として好きなのとではアマゾン川を隔てるくらい大きな差があるという辻村の言葉を受けて、広瀬が唯織のことを同僚として好きなのか、男として好きなのか思い悩むシーンは、恋愛経験が少ないであろう広瀬の様子が伺えてなんだか応援したくなりました。また、辻村は唯織に対して日本に戻ってきたからフェアになった、もう遠慮はしないと杏に告白することを告げました。こちらの恋の行方もどうなるのでしょうか。

今回ラジエーションハウスには、陸上大会中にてんかん発作を起こして転倒し、頭部を強打した小学生、速川走太君の検査依頼がはいります。陸上のオリンピック選手だった両親を持ち、妹の花恋ちゃんと共にあらゆる大会で優勝し、注目選手である走太君。「また倒れちゃった。金メダル取れなかった。」と悔やむ走太君にも、兄を思って自分のメダルをゴミ箱へ捨てる花恋ちゃんのシーンにも切なくなりました。

てんかんの治療中で以前から通院していた走太君ですが、薬物療法が上手くいかなくなっているため、外科手術も視野に入れなければと話されます。唯織は、原因部位を詳しく正確に特定することができればリスクを最小限に抑えた手術が可能になるかもしれない、治療の選択肢を増やすためにも検査をすることを提案しました。

「治るかもしれないって本当?」と期待を滲ませる走太君でしたが、願いは叶わず‥。検査結果から、原因部位は左足運動葉に広範囲に及んでいることがわかります。部位を取り除けばてんかんは収まるかもしれないが、同時に左足の機能を失ってしまうかもしれない。陸上選手である走太君にとってなかなか受け入れ難い事実が判明し、父親は手術を断固拒否。薬でどうにかできるなら走れる道を残したい父の思いも分からなくありません。息子は走ることを第一に希望していると信じて疑いもしていませんでしたから。

ラジエーションハウスで両親の意向を伝えた杏に、てんかんを繰り返せば高次機能障害の可能性も出ると唯織は話します。決めるのは走太君とご両親だと小野寺は言いますが、唯織は納得していない顔でした。

ところ変わって、前シリーズ同様に独特のドリンクを唯織に提供する渚(笑)何が美味しいと思うかは人それぞれ違うもの、何が正解か、人それぞれ違うようにね。この言葉に唯織は何かヒントを貰ったように思います。また渚に、隠し子の噂があると院長たちが話すシーンがあり、渡米の後、医師として戻ってきた渚の謎についても気になる点となりました。

陸上の練習中、またも倒れた走太君。短期間で発作が続き、抗てんかん薬はもう効果がないのでは?本人に治療の選択肢を与えてあげるべきでは?と唯織は杏に訴えます。杏もそれが望ましいことは分かっているけれど、子供の人生を決め、その責任を背負えるのは親だけだと反論。しかし唯織も折れることなく、治療の可能性を最大限に広げ、提示できるのは我々だけだと力強く返しました。患者家族の意向に背くことはできない杏と、患者のために何が必要か考える唯織。前シーズンを見ているかのような2人のやりとりでした。

また、同じ頃ラジエーションに検査にやってきた柳田。担当した広瀬は、柳田からアカネと間違われ気に入られます。まさかアカネがチンパンジーだなんて笑っちゃいましたよね(笑)度々呼び出される広瀬は、柳田のことを大袈裟な患者だと思っていましたが、むくみが気になるという柳田の声を唯織が受け、血栓を見つけることができました。

唯織は、本人に他にも治療法があることを伝えたいと頑なに主張します。「何を選ぶにしたって自分で決めないといつか必ず後悔する。自分の力で乗り越えるために自分の意思で決めていく必要がある。」唯織の言うことはまさにその通りなのですが、それを12才の少年に委ねるべきなのかという壁が立ちはだかりました。

そんな時、広瀬は「ずっとてんかんに苦しんできた走太君の気持ちは誰がどんなに想像しようとしてもわからない。だから走太君に聞いてみたい。」と唯織を後押ししました。広瀬のお節介で救われた人がいるとたまきも同意し、もう一度両親へと話すことになります。

てんかんを治したくて嫌な薫一つせず、一生懸命検査を受けていた走太君の姿を伝え、「心から病気を治したいと願っている走太君の思いにきちんと答えないまま、大人だけで勝手に決めてしまってもいいんでしょうか」と続ける広瀬。このシーンは本当に印象的でした。

またも発作が起き、両親は走太君に話すことを決意。唯織は走太君に、発作が起きるたびに苦しいのはもちろん、発作が起きてない間も次起きたらどうしようと怖くなるんじゃないのかと投げかけました。そして、「その怖さは君にしかわからない。陸上を頑張りたい気持ちも君にしかわからない。だからどうしたいか自分で決めていいと思う。」と本人である走太君の意思を尊重したいと話します。病気と闘うのは間違いなく走太君本人。走太君の口から何が語られるのかと注目のシーンです。

「てんかんを治したい。てんかんだけは僕が努力してもどうにもならない」“努力は絶対に裏切らない”という父から教わった言葉を座右の銘にしている走太君が、努力ではどうにもならないと話すシーンは病気を治し、陸上の夢は努力で叶えてみせると言っているようで頼もしく思えました。そして、お父さんの夢を叶えてあげられないと謝る走太君は本当に心の優しい子なんだろうなとも感じました。

そしてラストシーンはドキドキの展開でしたね。柳田の件のお礼を伝え、自分の不甲斐なさを詫びる広瀬にかけた唯織の「僕の隣に広瀬さんがいてよかった」という言葉はますます広瀬の思いが加速しちゃってましたよね?広瀬の嬉しそうな表情は、このまま思いを伝えてしまうのかと思うほどでした。

一方で、杏をデートに誘った辻村。遅刻した杏に君を待っている間に確信した、好きだと告白し、杏を驚かせました。杏はどう返事するのか、気になるところ。そして2人がデートだと知った唯織もどうなることやら(笑)

次回も楽しみです。

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