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【SUPER RICH】第1話の感想・ネタバレ/波乱万丈なキャリアウーマンの物語の始まり

SUPER RICH 第1話

SUPER RICH第1話 感想 ※ネタバレ注意

「金なんて、なんぼあってもいいですからね。」こんな衝撃的なセリフがなぜ衛の口から語られたのかを知るには十分すぎる第一話でした。

江口のりこさん演じるこの物語の主人公、氷河衛は、生後0日から金持ちだったと語られるほどに裕福な家庭で育ち、両親を幼い頃に失いながらも大学時代の友人、戸次重幸さん演じる一ノ瀬亮と電子書籍販売企業スリースターブックスの立ち上げに成功。さらに、女性起業家に贈られるプラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤーの大賞を受賞するという活躍ぶりで、明らかにお金持ちのできる女というイメージでした。

自分が言ったわがままのせいで両親が死んだと悔やみ、大切な人を作るのが怖かった衛がやっと心を許した亮。衛は亮に言われるがままに経営方針を決定しているようにも見え、亮に甘すぎだと指摘されながらも、絶対失敗しないとたかを括って多額の投資に踏み切りました。社員みんな衛を信頼し、慕っているように見えるのに対して、亮に対して不信感があるような印象でしたね。ここにも何か理由があるのでしょうか?

そんな中、スリースターブックスではインターンの採用試験が行われます。妊婦の救急車に付き添い、遅刻した男こそが、この物語を大きく揺るがす人物であろう赤楚衛二さん演じる春野優でした。横断歩道も手を挙げるタイプの真面目そうな学生。通りすがりの衛に直談判したものの、フェアじゃないと言われてしまった優は、「この世はずっと、ずっとフェアじゃない。俺にとっては。」と返しました。貧乏な境遇を嘆く優に対して、生まれはフェアじゃなくても時間は平等にあると言い捨て、優が親に借りたと話したスーツ代五万円を握らせるのでした。この時の衛はお金さえあればなんでも解決できると思っていたのかも知れません。

編集部に向かった衛は、自分の感情の赴くままに漫画をリクエストしました。編集長の碇と親しげでしたね。碇自身も「向こうが私に何でも言っている」と話し、衛との関係性も気になるシーンでした。

また、松嶋菜々子さん演じる、メディアグループ取締役を務める鳥谷聡美も気になる存在でした。新卒でメディア社に入社し、聡美は憧れの先輩だったと語られました。そして、先輩としてではなく、業界の友人として聞いてと前置きして経営者の決断は血が通っているべきだ、情に流されてはいけないと忠告しました。聡美は何か良からぬ噂を聞いていたのでしょうか。

お世辞はいいと言いながら綺麗だと言われ、嬉しそうな衛はやはり友人としてではなく恋愛感情を亮に抱いているのでしょうか。亮のことを本気で頼りにしている衛。衛を抱きしめ、ごめんなと謝るのには他にも理由があるんじゃないかと不安がよぎりましたが、嫌な予感はまんまと的中してしまいました。

スリースターブックスが亮の提案で投資した先が反社会的勢力だとマスコミが報じ、事態は急変します。俺を信じてくれと亮から電話があったけれど、なかなか信じがたいですね‥。

事態を受け、メディア社から取引を中止にしたいと申し出があり、聡美に会いに行く衛。一ノ瀬亮を首にすることを取引継続の条件に挙げられ、断ってしまう衛は、とことん亮のことを信じ切っていましたよね。他のメンバーが亮を切るのに賛成なことに驚きすら見せ、衛が亮を何一つ疑うことなく信じている様子が如実に現れていたように思います。

しかし信じたい気持ちとは裏腹に、会社のお金も持ち逃げされるという事態。さらに不祥事による違約金を月末に払わないと倒産の危機というピンチが衛に訪れました。不動産、実家に証券、全て売っても一億足りないと途方に暮れる衛。

ここで冒頭のホテルに行こうというセリフがようやく繋がった瞬間でした。会場にズカズカと入り、お願いしたいことがあると土下座をする衛。「お金を貸してもらえませんか?」すっぴん、部屋着で土下座をする衛。衛を慕う空や零子からすると、あんな姿ショックだっただろうなと胸が切なくなりました。

その後、亮の手がかりがないかと石高興行を訪ねた衛は優に遭遇しました。まさか優がそんな風に行動するとは意外でしたが、その行動がどん底、絶望の衛を少し冷静にしてくれたようにも思います。

優が持っていたら500円でラーメン一杯を食べながら、大学で声をかけてくれた時から金目当てだったのかと嘆く衛。もし本当にそうなら亮は最低だし、何か深刻な理由でもない限り許せそうにもありません‥。信頼する人と作り上げてやっと手に入れた自分の居場所。居場所ができたことを喜び、大きくしたいと思ったと語る衛‥。この現状を何とか打破して欲しいと願ってしまいます。

「こんなことなら金持ちの家に生まれんかったら良かった」衛の言葉に、「お金持ちに生まれたから悩まずに済んだ、感謝すべきだ。36歳で気づいたっていい、気づけたんだから。」と優は話します。私らは今同じ所に立ってるからとラーメンは半分に、サービスの煮卵も半分にし、「世の中金やな。明日からお互い考えよ、どうやって金を稼ぐのか、そしてそれを何に使うのか。」衛が今後どんな風に乗り越えていくのか、見守りたいと思えるわくわくな展開となりました。

ラストシーンは月を見上げ、歩き出す衛。不穏な空気を察知すると別れたはずの優の姿が‥(笑)この後どんな一言が発せられるのか。これからまだまだ楽しくなりそうですね◎

零子が亮に遠慮することない、この会社は衛の会社だと思っていると話したり、真っ当に生きているのは衛のおかげだと話した空の過去、まだまだ語られていない真実が今後明かされていくことも楽しみにしたいです。

当初、お金持ちと貧乏学生ってありがちな展開なのかなとも思いましたが、お金持ちがピンチを迎えるという想像を超えた面白さと、江口のりこさん演じる衛のキャラクターの魅力は見たことがないストーリー展開を予感させました(^^)次回はどんな風に繰り広げられていくのか、すごく楽しみです。

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